プロダクトマネージャーという仕事
久しぶりにブログを書こうかなと思いました。しばらく書いた後、仕事が忙しくなってしまい、どうもアウトプットが滞ってしまったのですが…。
怒涛のように2年ほどが過ぎ、その間にまた気づきも増えたので、ぼちぼちまた書き留めていこうかと。
その間、商品を作って出すということをやっていましたが、商品企画という自分の職種の名前には、どことなくしっくりこないものを感じていました。
それが、途中で「プロダクトマネージャー」という考え方を知って、そちらの方はすっと入ってきまして。だからそれ以来、自分のアイデンティティはそちらに置いています。
元を辿れば、自分がエンジニア時代から持っていた違和感まで行き着きます。企画書ばっかり凝って、開発中にトラブったら全部エンジニアのせいにするような企画者が、とにかく嫌いだったw
その後、会社の指示で、まさかの自分が企画職になってしまうんですけど。ただし自分でやるならあんな人にはなるまいと、企画を立てたあとの問題解決に、むしろ積極的に勤しんできました。この問題解決フェーズをきっちりやるほど、商品はよくなるという実感も次第に出てきた。最初の企画立てるのなんて仕事のうちの一握りじゃんと。
そんな時にプロダクトマネージャーの考え方を知って、「ああ、これでよかったんだな」ってすごく納得したのです。
プロダクトマネージャーはどんな仕事をしているのか - 小さなごちそう
1の記載が多いが、企画書や要件定義書を書いたら仕事が終わりだと思ったら大間違い。プロダクトマネージャーの仕事の本番は4からだと常々思っている。実装中に当初想定していなかった問題が次々と出てくる。あちらを立てればこちらが立たず的な問題を一気に解決するアイデアを考え、そして時には現実的な妥協をする。4のフェーズはこの繰り返しだ。
あと、特に何度も読んでるのがこの対談ですね。プロダクトマネージャーとは、 「要は、ものを決める人」「問題を聞いて、要件を立てて、直す。で、回るようになったら次に行く」。わかりやすい行動原理として、常に指針にしています。
プロダクトマネージャーは、要はものを決める人
河合:会社によってPMはいろんな形があると思いますが、シリコンバレーでは、要は「ものを決める人」という共通の理解があります。「これ、どうしようかな」と悩んだときにとりあえず伝える人。そして、何か言ったら怒らずに決めてくれる人。エンジニアが「PMがこれでいいって言いました」って言える、そういう、「ちょうどいい人」という役割なんですよね。
河合:PMの仕事って、「その他全部」ですよね。だから、その他全部がいっぱいになってきたらどうしようっていう話ですよね。キャパシティを増やすにはやり方は二つあって、仕組みを作って誰かにやってもらうか、PMを増やすしかないです。
この四半期と次の四半期で同じことをやっていたら負けです。僕も言われてきたんですが、僕らは「チェンジエージェント」であり、変化の仕掛けを作るのが仕事。プロジェクトに入っていって、問題を聞いて、要件を立てて、直す。で、回るようになったら「じゃ、よろしく」といって次に行かなきゃいけない。定常的なルーチンのタスクになったらそれは離して、次の仕事に行かないと負けです。
TOEIC900点に「至るまで」の勉強は、3年後の実務にも役立ってますよ
取引先とのメール、英語のドキュメントを読む、電話会議、海外出張、スイス旅行、などなど、今も超活用してます。
英語の実力を誰が判断するか
定期的に要不要の話になっちゃいますよね、TOEIC。元を正すと、「点数でしか英語力を判断できない」という組織の問題ですので…。英語を使った業務経験のない方々が、人事部の多数派というのが実情だったりしますから、仕方ないっちゃ仕方ない。
「点数そのものより、活用できるかどうか」というのは正論だとしても、指標化できないものは、体験談の積み重ねにせざるを得ないでしょうし。
そんなわけで、自分の経験を書いておきます。
私のMAXのスコア、こんな感じです。およそ3年くらい前。
ちなみに私も本来、TOEICスコアを追い求めること自体には意味を感じない派で、実際に使うシーンに合わせた地力をつければいいと思ってます。でもこの時は、必要に迫られてやりました。
なんで900点にこだわったか
当時、英語の業務が増えてきたため、会社で半年の英会話研修を受けたんです。その研修の費用を会社負担にするための条件があって、「TOEIC600点以上の場合、研修前後でスコア35点アップ」だったかな? 当時の自分のスコアがこれ。
「あー、これ900点超えを狙わないと、ウン万円が自己負担になっちゃうわ」と。
人事には別途、「600点から上が同じ基準ってザルすぎじゃね?」をもっと丁寧にしたような苦情は入れましたが、今まであんまりそういう方がいなかったので…今年度中に基準は変えられないので…という消極的な話をされて、まあ仕方ないからやってみました。
苦情を言うだけでなく、ちゃんとクリアできたらかっこいいかなとも思って。*1
900点目指して、実際に取り組んだこと
研修自体はビジネス英会話のグループレッスンで、場数を踏むには役立ったのですが、TOEIC対策という面では別の補強が必要です。
本屋でTOEIC900点〜のコーナーを見て、選んだのはこの本。テスト対策として唯一取り組んだものになります。
CD付 新TOEICテスト900点突破20日間特訓プログラム
- 作者: 小山克明
- 出版社/メーカー: アルク
- 発売日: 2010/04/14
- メディア: 単行本
- 購入: 3人 クリック: 18回
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仕事の合間に「20日間」で踏破するのはキツそうだったので、倍の40日くらいで見積もっておいたのがちょうどよかったです。最後に数日、復習もできました。
朝早めに会社に行って、人気のないミーティングルームで解くのがメインだったと思います。収まらなければ昼休みの10分とか、自宅でちょっととか。
「音読」で英語のインプット能力がぐっと上がる(量・質とも)
この本のいいところは、TOEIC対策と言いつつ、ひたすら音読やシャドーイングをねばっこくやらせるところ。題材はTOEIC風の4択問題なのですが、その回答の前に、CDの音声を使いながら会話文やパッセージをシャドーイングしたり書き取ったり。「4択でなんとなく回答」でなく、「きちんと内容を理解した上で答えられているか」を確かめながら進めます。
音声教材は、男女・米英などいろいろな発音で、TOEICよりちょい速め。CD3枚に、ナチュラルスピードやチャンクごとなど、学習しやすい形でたっぷり収録されています。
当時のメモが挟まっていた。ちゃんとしたノートはかさばるので、A4の紙に書いていました。
音読の効果は、かの有名な「英語上達完全マップ」でも力説されていたのですが、ゴメンナサイ、このメソッドで音読教材として挙げられている「瞬間英作文」シリーズが冗長すぎて合わなかったのですよね。。。「'Yes, I do.' 'No, he doesn't.'とか会話で言わんしなあ」とか思ってしまって。
↑これに数ページで挫折したクチです。
なので、音読に真面目に取り組んだのは、この「900点突破〜」が初めてでした。最初はしんどかったのですが、だんだん慣れてくると、CDと同じスピードで自分の口から英語が出せることが面白くなってくるんですよ。やればやるだけ効果が出るし、「なんか喋れる人みたーい」と自己満足できるw
話す内容を考えるのはまた別の学習が必要でしたが、スピードに口と耳を慣れさせておけば、そこに積み上げで学習するのは案外スムーズでした。
TOEICの結果に話を戻すと、920点(65点アップ)で当初の基準はらくらくクリア。うちヒアリングで45点上がってますので、このプログラムの効果は絶大でした。また英語を前から理解できるようになることで、読解の速さも上がり、それがリーディングのスコアアップにもつながったのだと思います。
3年後の今も役立っていること
この本の音声と同じスピードで読めるよう、集中的にトレーニングしたことで、以下のような実感がありました。
- 英語を前から理解する思考回路になっていく
- 英語のリズムが体で理解できると、ヒアリングで戸惑う機会が減る
- 会話の練習をする時にも、ナチュラルなテンポで話せてちょっと自信になる
- イギリス英語、オーストラリア英語などの発音の特徴がなんとなくわかる(書籍内にもコラムがあります)
特に1と2は、今でもありがたく思っています。一過性のものではなく、いったん染み付くと、以降の多聴や多読がかなりラクになりましたので。
3はさっきも書きましたが、このスピード感をベースに会話やプレゼンの練習をすると、なんかそれっぽい気持ちになれます。案外この個人的な満足感って大事ですよw
4は途中ですね。TOEIC対策としては十分でしたが、実戦にはまだ足りない。取引先との電話の時とか、相当聞き返しています。。イギリス英語ムズカシイです。
上記の特訓から2年ほと経った昨年、ノー対策で受けた回がこんな感じでした。900点にはギリギリ届いていませんが、実務をしながらこれくらいがキープできているなら十分ではないかと思ってます。
*1:なお保険として、費用を負担する部門の上司に「最大限努力はしますが、これこれこういう制度の限界があります。研修そのものは直近の実務にも活かしてますし、もしクリアできなかったらちょっとご相談を」という根回しもしておきましたw
ちょっと敏感肌の人が、ほどほどに続けられるスキンケア
忙しい時の体調管理(肌の健康編)
要はスキンケアなんですけど。でもそんなに女子力の高いもんでもなく、生活の質を最低限守るための話です、なので「肌の健康」。
忙しい時の不調が体のどこに出るかは、人それぞれですよね。太る、痩せる、吹き出物、クマ、などなど。
私の場合はここ数年、肌トラブルとして表れやすいのです。仕事がハードだった日は、入浴中〜直後にうっすら体にかゆみが出るのが疲れのサイン。胴部分を覆うようなひどい蕁麻疹になるのが、年1〜2回。ある時は、おでこにびっしり吹き出物が出て、皮膚科の門を叩いたこともありました。あのボコボコは本当にブルーだった…。
そんなわけで、もう自分を「敏感肌」なのだと定義して、スキンケアもその路線で徹底するようにしました。雑誌に載っているコスメ、おしゃれなボディクリームとかは全部諦める。元々メイクやスキンケアに気合を入れていたわけでもなかったですが、まあいよいよ縁がないものだと割りきると、途端に気持ちもさっぱりするものです。
敏感肌グッズに徹したことで肌の調子もよくなって、忙しい時でもトラブルはほとんど起きなくなりました。生活の質がぐんと高まった気がします。
日常のスキンケア:キュレルシリーズ
敏感肌グッズはすごい高価なものも多々あって、それは病院に定期的に通うほどのほんとに辛い人がいるからなのですが。私は、「普通の生活には支障ないけど、やや過敏」というレベルなので、ほどほどの質で気兼ねなく使えるものというのが大事です。
ドラッグストアで買える「キュレル」シリーズはその代表格。肌タイプにあわせて色々なラインナップがあり、トライアルキットも充実しています。
あと本当に忙しい時期になると、帰る時間にお店が空いてないので、Amazonでいつでも買えるのがありがたいです。
私が使った中だと、化粧水は「美白」タイプが一番浸透がよく、もっちり感が長続きします。敏感肌グッズ以外も合わせても、過去ベストの相性かも。今も毎日使っています! 劇的な美白効果があるかはわかりませんが、トーンアップしてきれいに見えるようになった気はする。
美白の乳液は、材料のにおいがちょっとあって、レビューでも好みが分かれるようです。敏感肌用って無香料ですからねえ。私はそこまで気にならないし、使用感はいいので、化粧水の後にライン使いしています。
フェイスクリームは、夜塗って寝ると、翌朝には「すんごいちゃんと寝た日」みたいなぷりぷり感が出ます。使用感は軽めで、もったり・ぺったりなクリームの感触が苦手な人にもおすすめ。敏感肌以外の人にも評価が高いらしいですね。
美白のフェイスクリームもあるのですが、そちらは使ってないのでわからず。
ボディローションもキュレル。乾燥しがちな今の季節にはちょっとあっさりめかなあ、とは思いますが、とにかくトラブルが起きないのが一番です。 ちょっと過敏な時に普通のボディクリームを塗って、蕁麻疹に発展しちゃったことがあったので…。
キュレルシリーズであんまり合わなかったもの
化粧水・乳液で一番ベーシックなのは、この青い「フェイスケア」シリーズなのですが、化粧水がシャバシャバしていてすぐ乾燥しちゃいました。敏感肌用なので変な荒れ方はしませんが、私的にはちょっと満足度低め。
べたつきやすい暑い季節に「皮脂トラブルケア」シリーズも使ってみたのですが、さっぱりしすぎて逆に皮脂が出ちゃいましたねえ…。
ベースメイクも敏感肌用に変えたのですが、また機会があったら。