念入り日記

30代プロダクトマネージャー。仕事と出張と生活の中の気付きを書き留めます。念には念を入れるんだ。

プロダクトマネージャーという仕事

久しぶりにブログを書こうかなと思いました。しばらく書いた後、仕事が忙しくなってしまい、どうもアウトプットが滞ってしまったのですが…。

怒涛のように2年ほどが過ぎ、その間にまた気づきも増えたので、ぼちぼちまた書き留めていこうかと。

 

その間、商品を作って出すということをやっていましたが、商品企画という自分の職種の名前には、どことなくしっくりこないものを感じていました。

それが、途中で「プロダクトマネージャー」という考え方を知って、そちらの方はすっと入ってきまして。だからそれ以来、自分のアイデンティティはそちらに置いています。

 

元を辿れば、自分がエンジニア時代から持っていた違和感まで行き着きます。企画書ばっかり凝って、開発中にトラブったら全部エンジニアのせいにするような企画者が、とにかく嫌いだったw

その後、会社の指示で、まさかの自分が企画職になってしまうんですけど。ただし自分でやるならあんな人にはなるまいと、企画を立てたあとの問題解決に、むしろ積極的に勤しんできました。この問題解決フェーズをきっちりやるほど、商品はよくなるという実感も次第に出てきた。最初の企画立てるのなんて仕事のうちの一握りじゃんと。

そんな時にプロダクトマネージャーの考え方を知って、「ああ、これでよかったんだな」ってすごく納得したのです。

プロダクトマネージャーはどんな仕事をしているのか - 小さなごちそう

1の記載が多いが、企画書や要件定義書を書いたら仕事が終わりだと思ったら大間違い。プロダクトマネージャーの仕事の本番は4からだと常々思っている。実装中に当初想定していなかった問題が次々と出てくる。あちらを立てればこちらが立たず的な問題を一気に解決するアイデアを考え、そして時には現実的な妥協をする。4のフェーズはこの繰り返しだ。  

 

あと、特に何度も読んでるのがこの対談ですね。プロダクトマネージャーとは、 「要は、ものを決める人」「問題を聞いて、要件を立てて、直す。で、回るようになったら次に行く」。わかりやすい行動原理として、常に指針にしています。

hrnabi.com

プロダクトマネージャーは、要はものを決める人

河合:会社によってPMはいろんな形があると思いますが、シリコンバレーでは、要は「ものを決める人」という共通の理解があります。「これ、どうしようかな」と悩んだときにとりあえず伝える人。そして、何か言ったら怒らずに決めてくれる人。エンジニアが「PMがこれでいいって言いました」って言える、そういう、「ちょうどいい人」という役割なんですよね。

河合:PMの仕事って、「その他全部」ですよね。だから、その他全部がいっぱいになってきたらどうしようっていう話ですよね。キャパシティを増やすにはやり方は二つあって、仕組みを作って誰かにやってもらうか、PMを増やすしかないです。

この四半期と次の四半期で同じことをやっていたら負けです。僕も言われてきたんですが、僕らは「チェンジエージェント」であり、変化の仕掛けを作るのが仕事。プロジェクトに入っていって、問題を聞いて、要件を立てて、直す。で、回るようになったら「じゃ、よろしく」といって次に行かなきゃいけない。定常的なルーチンのタスクになったらそれは離して、次の仕事に行かないと負けです。